消化する

藤田紘一郎先生

【医学博士・藤田紘一郎先生監修】

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食べ物は栄養素によって消化の仕方が異なるのをご存知ですか?口から胃、小腸へと続く消化の仕組みを分かりやすく解説すると共に、腸内細菌の知られざる機能についてもご紹介します。

消化とは

消化は、大ざっぱに言うと食べ物を分解する作業です。私たち人間には、口、胃、小腸、十二指腸などが消化機能を持っていますが、どこで消化されるかは、食べ物の栄養素によって段階が異なります。

例えば、米やパンなどの炭水化物は、口に入り、唾液に触れたときから分解が始まる一方、肉や魚、大豆などのタンパク質は、胃に届いてから、脂質は十二指腸に届いてから始めて分解がスタートします。胃での消化時間は、消化の良いものなら数十分で小腸に運ばれますが、水に溶けにくい食物繊維を含むものや、脂肪の多い肉は消化に時間がかかり、10時間以上もかかることがあります。胃で消化されなかったものは、十二指腸に運ばれ、すい液や胆汁によってさらに分解され、残りは小腸に送りこまれます。

腸内細菌と消化の関係

小腸までの消化器官で消化しきれなかった食物繊維やオリゴ糖などを分解しているのが、腸内に住み着く腸内細菌です。

腸内細菌は、人には消化できない物質を発酵させ、エネルギーへ転換します。つまり、消化器官が働いていれば食べ物がすべて消化・吸収されるわけではなく、腸内細菌の力に頼らなければ栄養を十分に取り込むことができないのです。摂取した食べ物から栄養素をしっかり得るためには、腸内細菌が働きやすい環境を作らなくてはなりません。

腸内細菌にダメージを与えるような添加物の多い食品は避け、食物繊維や発酵食品を積極的に摂り、腸内環境を整えていきましょう。

消化を助けるには

食事を摂り、食べ物が消化されるまでの時間は一般的に5~8時間かかります。

消化の悪い食べ物は10時間以上かかることもあるため、小腸の負担をできるだけ軽くしてあげることが大切です。まずは、ご飯をかきこむような食べ方ではなく、ゆっくりよく噛んで食べて唾液の分泌量を増やすように心掛けましょう。

消化をサポートする消化酵素を良く摂ること、腸内細菌を助ける食品やサプリメントを積極的に摂取することも有効ですので、食材選びにも配慮しましょう。

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参考サイト・参考文献

  • 腸内細菌が支える腸の7つのはたらき(NPO法人レックス・ラボ)P9~P12